事物

ブラックフライデーとは〜意味や由来〜

当サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用しています。

ブラックフライデーとは〜意味や由来〜

ブラックフライデーが日本でも実施されるようになってきたということで、そもそもブラックフライデーの意味や由来が気になっている方も多いのではないでしょうか。

ブラックフライデー(Black Friday)とは、アメリカ発祥の言葉で、毎年11月の第4木曜日の翌日に当たる日を指し、ブラックフライデーの日には小売店などで大規模な安売りセールが実施されます。

また、アメリカでは、感謝祭(11月の第4木曜日)は祝日となり、その翌日も正式な休暇ではないものの休みになることも多く、商品の売り上げが一年のうちでもっとも見込める日となっています。

それでは一体なぜ「ブラックフライデー」と呼ばれるようになったのでしょうか。

由来については諸説あり、一般的に言われているのは、「黒字」のブラックです。感謝祭の翌日で休日になることも多く、気分の上がった買い物客がたくさん訪れることで企業が黒字になることに由来する、という説です。

こうして「ブラックフライデー」は各企業がセールを開始し、クリスマスショッピングの始まりとなります。

しかし、「ブラックマンデー」(1987年に香港を発端に起こった世界的な株価の大暴落)という言葉もあるように、ブラックというのは大抵は悪い意味で使用されます。

このブラックフライデーも本来は、別の由来があったようです。

ブラックフライデーという言葉がもっとも初期に使用されるようになったのは、1869年と、だいぶ歴史は古く、金(ゴールド)の価格が落ち、株価が暴落した日に由来し、ブラックマンデーと同様、経済的な損失の意味合いとして使用されていました。

次に、今とよく似た使われ方をするようになったのは、1950年〜60年代にフィラデルフィアの警察が、感謝祭翌日の買い物客で溢れるものすごい交通渋滞を恐れ、「ブラックフライデー」と呼んだようです。

ブラックフライデーを恐れていたのは警察だけでなく、店員も病欠を理由に休日を伸ばす(ずる休みをする)のでブラックフライデーは店員不足で悩み、いっそう混雑。この頃もまだ、決してよい意味で「ブラック」と使われていたわけではありませんでした。

企業側は、売り上げを伸ばしたい日に、ネガティブなイメージのある「ブラックフライデー」という言葉が定着することを好まず、1961年頃から、PRの専門家たちが新しくポジティブな意味を与えるために試行錯誤しました。

そして、ある有名なPR担当者が、「ブラック」を「ビッグ」に言い換え、メディアも飾り付けられた美しい街並みや渋滞の緩和など、ポジティブなイメージを発信することに努めます。

結果、「ビッグ」という言葉は馴染まなかったものの、「ブラックフライデー」からマイナスのイメージは払拭され、世界的に有名な一大セールイベントの日として認知されています。

以上、「ブラックフライデー」の意味と由来でした。

[PR]

ネット大手通販サイトのAmazonでもブラックフライデーの安売りセールは行われ、日本でも数多くの商品がブラックフライデーからの数日間セール(ブラックにちなんで黒い商品もセール中)になります。