宗教家

マザー テレサの本名と由来

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マザーテレサの本名と由来

マザーテレサは、1910年にコソボ州のユスキュプ(今の北マケドニア共和国、スコピエ)に生まれ、1997年に87歳で亡くなったカトリック教会の修道女です。

貧しい人たちへの施しなど、世界的な慈善活動によって生前から高く評価され、1979年にはノーベル平和賞も受賞しています。

マザーテレサの母はドラナはルーマニア人、父ニコはルーマニア人と同系の少数民族アルーマニア人で、彼女がキリスト教の洗礼を受けたのは、誕生日である8月26日の翌日の27日でした。

両親は、マケドニア地方に住むカトリック教徒で、両親ともに敬虔なクリスチャンであり、貧しい人への施しもよく行なっていたようです。

マザーテレサの本名は、アグネス・ゴンジャ・ボヤジュと言い、「ゴンジャ」とはアルバニア語で花のつぼみや小さな花を意味し、3人兄弟のうち姉と兄は、彼女のことをゴンジャと呼んでいました。

マザーとは、指導的な修道女への敬称に由来し、テレサは、彼女が敬愛する修道女のリジューの聖テレーズに由来する修道名です。

マザーテレサが初誓願のときに自ら選んだ修道名が、「テレサ」でした。

リジュのテレーズ

テレサという名前の由来となったリジュのテレーズ(修道名は「幼きイエスと尊き面影のテレーズ」)は、1873年にフランスで生まれ、1897年に24歳という若さで亡くなります。

もともと体が弱く、死因は、家族から受け継いでいた結核(9人兄弟のうち4人が結核で死亡)だとも言われています。

テレーズは死の直前、「私は地上に善を為すために天での時を過ごしましょう。私は天から薔薇の雨を降らせましょう。」と言い残したそうです。

マザーテレサは、このテレーズを敬愛し、自らの修道名とします。

それでは、一体いつから「マザー」という敬称で呼ばれるようになったのでしょうか。

1950年、テレサは、教皇庁に認可を受けた形で「神の愛の宣教者会」を設立。この会は、1965年に教皇庁立の認可を受けた修道会となります。

この修道会のリーダーとして、テレサは、マザーという敬称をつけた「マザーテレサ」という呼び名で呼ばれるようになります。