椎名林檎
ミュージシャンの椎名林檎さんは、1978年生まれで埼玉県出身。シンガーソングライター椎名林檎として活動し、幅広い世代から人気です。
また、ロックバンド「東京事変」のボーカル担当としても活躍する人気アーティストで、椎名林檎としても東京事変としても紅白に出場しています。
妖艶な雰囲気とビジュアル、迫力のある歌声が椎名林檎さんの特徴で、曲を聴いた瞬間にぐっと掴んで引き込んでくる凄みがあります。
椎名林檎さんは、幼少期の頃に父親の転勤で静岡に引っ越し、10歳までは静岡で過ごします。
その後、約5年間は福岡県で育ち、ピアノとクラシックバレエを習っていました。
中学時代からは、友人とバンドを組み、高校になってバイトをしながらデモテープを送る日々で、ライブハウスでの演奏も行なっていました。
高校を中退し、フリーター生活をしながらコンテストに出場し、ヤマハミュージッククエストで、初めて芸名として「椎名林檎」を名乗り、オリジナルソング『ここでキスして。』を披露、優秀賞を獲得します。
この「椎名林檎」という名前は芸名で、本名は椎名裕美子と言います。
椎名裕美子という名前で行っていた学生時代のバンドに関しては、昔の新聞に掲載があったようです。
音楽好きの10代の若者たちが、歌や演奏の腕前を競う「ティーンズ・ミュージック・フェスティバル95全国大会」に、福岡市の女子高校生バンド「マーヴルス・マーブル」が福岡ブロック代表として出場する。メンバーたちは、14日、東京で行われる大会に向け、最後の練習に励んでいる。
同バンドは、ドラムス時津梨乃さん(17)をリーダーに、ボーカル椎名裕美子さん(16)、キーボード末永いづみさん(16)、ベース中川愛さん(16)、ギター津田由貴子さん(17)の5人組。福岡市内の県立、私立高校に通う2、3年生で、中学時代のバンド仲間や高校のクラスメート、音楽教室の友人などが集まって、昨年末に結成した。
1995年の新聞ということで、「【スターのミカタ】16歳椎名裕美子が歩み始めた「林檎」への道、バンドが全国大会へ」という形で西日本新聞が記事にしています。
その後、椎名林檎と名乗るようになるわけですが、この「林檎」という名前は、子供の頃に恥ずかしがり屋で人前に出るとすぐに顔が赤くなることから、「りんご、りんご」とクラスメイトに呼ばれたことに由来しているそうです。
また、椎名林檎さんのバンド活動がドラマーから始まったことで、ビートルズのドラマーだったリンゴ・スターから借用した、という話もあります。
ちなみに、椎名林檎さんがボーカルを務める「東京事変」というバンド名の由来は、林檎さんが東京でバンド名を考えていたときに、「こんなにすごいメンバーが集まってバンドを組むのは事件だ」ということから、東京事変という名前になったようです。
以上、椎名林檎さんの名前の由来でした。